2022-06-17 フィールド安全管理学「救急救命法」

今日お邪魔したのは、農学部地域生態システム学科の「フィールド安全管理学」の授業。

地域生態システム学科では、さまざまなフィールドでの実習?演習?調査?実験があるワン。
森や山、畑など様々なフィールドで活動するには、安全管理に関する十分な知識と技能が必須!
そこで、フィールド活動での安全管理に関する基本的知識を獲得するとともに、農作業用具の基本的な扱い方と、万が一の時の救急救命法を修得するのがこの「フィールド安全管理学」の授業だワン。

今日は、下田政博准教授、福本寛之助教による救急救命法の授業。
この体育館みたいなお部屋は、農学部の武道場だワン。

この授業の目標は、心肺蘇生法の胸骨圧迫を正しくできること、自動体外式除細動器(AED)操作を正しく理解すること、そして一連の救命措置をチームで実施できるようになること。
先生の説明を聞いたあと、4~5人の班に分かれて、練習用のマネキンやAEDのデモ機を使いながら、心肺蘇生法のやり方と、AEDの扱い方を学ぶワン。

 胸骨圧迫のポイントは、正しい位置で、強く、速く(1分間に100~120回)圧迫し、しっかり戻して、絶え間なく行うこと。
正しく圧迫するのも、ずっと絶え間なく行うのも、なかなか大変そうだワン。

AEDは、心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器。
電源を入れれば音声が使い方をガイドしてくれるワン。

農工大のキャンパスにもAEDがいくつか設置されているワン。
府中キャンパスでは、本部管理棟、南門守衛所、総合屋内運動場、農学部本館、FSセンター管理棟に、小金井キャンパスでは、正門守衛所、体育館?武道場、BASE本館、先端科学実験棟、科学博物館、講義棟にあるんだワン。

救急車が到着するまでにかかる時間は平均8分半。
その間に救命措置を行うことで、命が助かる確率が上がるんだワン。

どんな場所でも、安全に活動できることで、安心して取り組むことができるワン。
安全への対策は、農工大の充実した学びを支えているんだワン!

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