工学府化学物理工学専攻2年の鎌田新さんが日本物理学会第80回年次大会「学生優秀発表賞」を受賞
2025年11月25日
工学府化学物理工学専攻2年の鎌田新さんが、2025年10月11日に日本物理学会第80回年次大会「学生優秀発表賞」を受賞しました。
■受賞名
「学生優秀発表賞」
■受賞者
鎌田 新(かまだ あきら)さん
工学府?博士前期課程 化学物理工学専攻2年
静岡県立清水東高等学校2020年度卒業
指導教員:工学研究院 応用化学部門 畠山 温 教授
■受賞概要
●テーマ:「ルビジウム蒸気に暴露したパラフィン微粒子の光照射による帯電量変化」
●内 容:ルビジウム(Rb)蒸気セル型原子時計?磁力計のセル内壁に飽和炭化水素であるパラフィンを塗布することで、内壁との衝突によるRb原子のスピン状態の変化を抑制し、測定精度が向上します。しかし、さらなる性能向上のためにはRb原子とパラフィンの表面過程の詳細な理解が重要になります。本研究では、イオントラップで補足したパラフィン微粒子を気体Rb原子に暴露する装置を開発し、Rb原子暴露後に紫外光を照射すると、微粒子の帯電量が変化する反応を発見しました。これは、本実験程度の低いRb蒸気密度でも金属Rbがパラフィン表面に堆積するという、これまで発見されていない過程を反映していると考えられます。
●受賞日:2025年10月11日
●参加学会等:日本物理学会第80回年次大会
https://www.jps.or.jp/activities/awards/gakusei/2025a_student_presentation_award.php
(受賞ページ:領域1)
https://www.jps.or.jp/activities/meetings/annual/annual-index.php (学会ページ)