第9回次世代AIサロン「BOOST学生研究交流会&Prof. Bernard De Baets講演会」を実施

2025年10月31日

 10月24日(金)、府中キャンパス第1講義棟16教室にて、第9回次世代AIサロン「BOOST学生研究交流会/Student Research Exchange for BOOST」がハイブリッド形式で開催され、学生36名、教職員7名、計43名が参加しました。
 本サロンは、「尖端研究により未来社会を創生する次世代AI博士人材育成プログラム(FL-BOOST)」の一環として実施されており、定期的に国内外のAI関連研究者を招聘し、セミナーや研究交流会を開催しています。参加者は、農学?工学をはじめとする幅広い分野におけるAI?数理?データサイエンスの最前線に触れ、先進的な理論や手法を学びながら、分野横断的に意見交換を行いました。
 第1部では、上級BOOSTフェローおよびBOOST?準BOOST学生15名による英語でのライトニングトークを実施しました。各発表は3分間のプレゼンテーションと2分間の質疑応答で構成され、研究内容の紹介だけでなく、短時間で要点を的確に伝える表現力や構成力が求められました。研究分野は農学?工学を中心に多岐にわたり、スライド構成や発表スタイルの多様性を通じて、研究発信や科学コミュニケーションの重要性を改めて認識する機会となりました。
 第2部では、ベルギー?ゲント大学バイオサイエンス工学部のBernard De Baets教授をお迎えし、「Computation and Mathematics in Motion: Tools, Solutions, Frontiers」と題した講演が行われました。数学および計算科学の理論と応用を両輪とする多様な学際的研究について紹介され、特に、研究における“Data-to-Decision Cycle(Data? Model?Decision)”の重要性について、具体的な応用事例を交えながら丁寧に説明いただきました。質疑応答では、異分野間の知識ギャップをいかに乗り越えて共同研究を進めるかといったテーマでも意見交換が行われ、参加者は今後のキャリア形成や国際的な研究活動に役立つ貴重な学びを得ました。
 講演後には会場を移してネットワーキングセッションを実施され、De Baets教授を囲みながら、学生や教員との自由な対話が続きました。構想段階の研究テーマや将来の共同研究の可能性についても率直な意見が交わされ、研究交流の深化と新たな連携のきっかけとなりました。

 

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