生体医用システム工学科 研究者紹介
工学部生体医用システム工学科の研究者を紹介します。
前橋 兼三 研究室
疾病の早期発見、安心安全社会の実現のために、複雑な生体システムを計測?解析するナノデバイス開発を目指しています。特にグラフェンの微細構造と特殊な伝導特性に着目し、その製作技術、材料の基礎的研究および高感度センサ等の開発を行っています。
三沢 和彦 研究室
世界最速のストロボフラッシュを自在に操作して、物質中の原子や電子の動きを止めて観察する技術を有します。それにより、生体に投与した薬剤分子の組成と濃度分布をありのまま測定する方法を開発しました。薬剤が生体に作用する仕組みの解明を目指します。
高木 康博 研究室
3次元画像は、現在は内視鏡手術やロボット手術で利用されていますが、今後は画像診断や分子解析などへの応用が期待されています。立体画像の医用応用のみならず、メガネなし立体テレビやホログラフィーの実現、人体に与える影響について研究しています。
石田 寛 研究室
生物を模倣したロボットシステムの研究開発を行っています。特に生物の嗅覚に注目し、匂いを嗅ぎ回って餌を探す陸生生物や水生生物の行動メカニズム解明を目指した研究を行うと共に、その成果を応用してガス源探索ロボットなどの研究開発を行っています。
桝田 晃司 研究室
超音波を用いて、身体を傷つけない診断?治療方法の開発を行なっています。物理学や電気電子工学の知見である「波動」を医療に応用します。医学系研究者と連携し、超音波による生体作用の検証と、画像処理や機械学習を用いた情報抽出といった多方面の研究テーマを展開しています。
生嶋 健司 研究室
高度な量子技術や最先端の光?音響技術を融合し、テラヘルツ光(ミリ波~赤外光)や超音波に関わる革新的なセンシング技術を開拓しています。従来では見えなかった情報を可視化し、医療診断や非破壊工業検査など、様々な分野への応用を目指しています。
田中 洋介 研究室
研究の柱は、(1)高精度でシンプルなレーザ計測と(2)高機能光ファイバセンサです。開発中の技術は電気?機械産業の他、インフラ構造物と生体のヘルスモニタリングに直結し、小さな異常の早期発見で、『安心して健康に暮らせる社会の実現』を支えます。
村山 能宏 研究室
光や磁場を用いてDNAの力学的変形と遺伝子発現の関係を明らかにする研究や、微生物(緑藻)の光応答に関する研究を行っています。生命現象を物理の視点から解明する研究を通して、革新的医療技術の開発に不可欠な柔軟な発想力を育みます。
山本 明保 研究室
医療用MRI、粒子線治療、磁気ドラッグデリバリーやリニアモーターカーには、超伝導の持つ電気抵抗ゼロの性質が応用されています。私たちは新高温超伝導体の材料科学研究をベースに、新タイプの超強力磁石や、革新的磁気デバイスの創製に取り組んでいます。
西舘 泉 研究室
生体から得られる分光情報を解析することで、日常的な健康状態、癌などの病気の有無、脳の活動や機能などを生きたままの状態で評価したり、画像化(イメージング)するための新しい光学的医用診断方法について理論的および実験的な検討を行なっています。
岡野 太治 研究室
「生き物らしさ」はどのようにして生み出されるのでしょう。当研究室では、非平衡物理学や合成生物学の知見とマイクロ工学技術を融合して生き物らしく振る舞う「もの」を創り、生命現象の深奥に隠された新奇な物理現象を明らかにすることを目指しています。
吉野 大輔 研究室
細胞を1つの物理システムとして捉え、生体内で発生する様々な力学刺激に対する細胞応答のメカニズムの解明に取り組んでいます。細胞レベルの力学応答に基づいて疾患発症?亢進の要因を明らかにし、その成果を医療技術設計?開発に活かす研究を行っています。
赤木 友紀 研究室
伊藤 輝将 研究室
田畑 美幸 研究室
血中を循環している核酸や細胞は健康のモニタリングや疾病診断において有用なバイオマーカーとなります。生体分子を電気化学的に検出するバイオセンサの開発に取り組み、プレシジョンメディシンで活躍する小型なポイントオブケアテスティング機器の開発を目指しています。
田畑 美幸 研究室
浅井 優一 研究室
人間を取り巻く意味/記号の世界(社会?文化?環境)が、言語を介してどのように生み出され変容するのかについて、文化人類学や言語人類学および記号論の視座から研究しています。また、南太平洋のフィジー諸島における儀礼や神話についての研究も行っています。